ツイッター

『社団法人日本野球機構推薦』いただきました!!
Follow bokupure on Twitter

エグゼクティブ・プロデューサー 新庄剛志

 プロ野球を引退してから、自分の気持ちが再び野球に向くまでは野球の仕事は受けない、 と心に決めていた僕は、子供たちと野球をすれば、野球をはじめた頃の自分の気持ちを思 い出せるかな?と思い、初めて野球の仕事を引き受けました。

 引退から3年が経った2009年の春のことでした。

 映画の仕事もプロデューサー業も初めてだった僕をあたたかく迎えてくれたのは、12人 の(小さな)チームメイトとスタッフの皆さんでした。東陽リトルの彼らが楽しそうに野 球をする光景は、野球から遠ざかっていた僕の心に「プレイボール!」をかけてくれまし た。そして気づけば、朝から夕暮れまで、子供の頃のようにグラウンドで時間を過ごして いました。それは17年間、野球を職業としていた僕にとって、忘れかけていた大切な感覚 でした。

 撮影中は、多くのスタッフや裏方さんが情熱的に映画作りに携わっている場面を何度も 目にしました。今まで映画とは観るだけのものでしたが、作る側に立つと、これほど多く の方々によってひとつの作品が仕上がっていくことを学びました。この作品が完成を迎え たのは、多くの方々のご協力があってこそ。皆さん、本当におつかれさまでした。

 撮影の合間に交わした、映画監督の三村さんとの会話は印象的でした。「お金や時間が あったら、何をしますか?」と聞いたとき、監督はきっぱり「お金や時間があったら、大 好きな映画を撮る」と言いました。三村さんは、とてもいい表情をしていました。

 素敵な仲間と過ごしたひと夏の時間は、僕に野球の大切さを思い出させてくれました。 この映画をご覧の方々に、野球の輪が、そして仲間との友情が広がっていくことを祈って います。僕の心に「プレイボール!」をかけてくれた球児たち12人の子供やスタッフとの 出会いに感謝です。

新庄剛志